タクシーも活用しよう

旅の基本は「アゴ・アシ・マクラ」といわれます。「アゴ」は食事、「マクラ」は宿泊施設、そして「アシ」は移動手段。つまり交通機関です。
ハワイでの公共交通機関のうち、意外と活用されていないのがタクシー。 なんだか車がデカくて高そうだし、日本語の通じない運転手さんと一緒だと、何かと困りそう。そう感じてしまうのは無理もありません。しかしここで、基本的な知識を知っておけば、意外と使える交通手段となります。


タクシーの安全度は日本と同じ

まず、ハワイのタクシーは許認可制ですから、そうムチャクチャなドライバーはいません。タクシーの屋根の上にはトレードマークの「アンドン」がついていて、どの会社の何番のタクシーであるかがわかります。 また、日本と同じく乗務員証が料金表とともに助手席の前にはってあります。 よく見かけるタクシー会社は、「The Cab」、「Charley's Taxi & Limo」 などです。万一トラブルがあったら、これらの情報を控えておいてクレームをすることになりますが、まずそんなことはないでしょう。

正規に営業しているものかどうかを区別するポイントはいくつかあります。
まず、車体に PUC ナンバーが表示されていること。これは、Public Utilities Commission の略ですが、つまりは「旅客自動車運送事業の許可番号」です。観光客向けのトロリーなどにも必ず表示されています。
つぎに誰でも知っている屋根の上の「アンドン」。内照式でタクシー会社の名前が書かれており「ドームライト」と呼ばれています。
乗車すると上記の写真のように、助手席前のダッシュボードに「TAXICAB DRIVER'S CERTIFICATE」と「TAXICAB FARE AND BAGGAGE CHARGE」が掲出してあるはずです。CERTIFICATE のほうは運転手の顔写真付きです。
営業運転する運転手自身は、日本の2種免許にあたる CDL (Commercial Driver's License) を所持しているはずです。CDL は運転する車両の総重量 GVWR (Gross Vehicle Weight Rating) でクラス分けされています。ちなみにこの GVWR というのは、定員いっぱいに乗車させ、荷物を載せ、燃料もオイルもすべてカウントした、「本当の総重量」なのだそうです。

なお、ホノルル国際空港で「付け待ち」しているタクシーは構内営業を許可されたタクシーなので安心して利用できます。空港とワイキキホテル街は約37ドル。これに10~15%のチップということになります。
チップに関しては様々な意見がありますが、一時的とはいえ、いわばアナタの「おかかえ運転手」。多少のチップにこだわるのは、却ってみっともない気もします。もちろん、サービスの悪い運転手にチップなど付ける必要はありませんが、特に問題ない場合は、やはりチップをつけるのがスマートといえます。切りのよい金額を渡して、お釣りをもらわないようなスタイルや、一度きっちりメーター通り払った後、あらためて数ドルを渡すというのもアリです。
なお、とくに大きな荷物がある場合など、規定の追加料金(後段参照)が必要となる場合があります。


よりスマートな利用法

日本のタクシーと違うポイントをおさえておいて、スマートに乗りこなしましょう。

  1. 日本の都市部のように、手を挙げて流しのタクシーを止められるほどたくさん走ってはいません。基本的にはホテルやレストランの係の人に呼んでもらうのが一般的です。
  2. タクシーを呼んでくれた人には1~2ドル程度のチップを渡します。超高級ホテルのドアマンなどでも3ドルもあれば、もうじゅうぶんです。ただし、ここは笑顔と「サンキュー」という言葉を添えることがなにより大切。無表情や厳しい表情だと「くれてやる」というような態度と受け取られかねません。
  3. トランクに入れるような荷物は運転手に任せましょう。自分でやってしまうと「チップをケチるやな客」に。
  4. 日本のように自動ドアではありません。自分で開け閉めします。
  5. 日本のタクシーと同じ場所にメータがありますので安心です。
  6. チップはメータ料金の 10~15% 程度がめやす。さらに、トランクの荷物を積み下ろししてくれた場合は、1個あたり1ドルほどのチップを追加すると「わかっている客」。
  7. トランクの荷物がある場合は、荷物を降ろしてもらってから外で料金とチップを手渡すのも、使い慣れているようで GOOD !

タクシー料金

以下は、2014年2月現在の情報です。

運賃 初乗り 1/8 マイル(約200m)
または最初の待ち時間45秒
$3.10
以後 1/8 マイルまでごとに $0.45
待機料金 45秒までごとに $0.45
荷物料金 通常のバッグ、梱包された荷物 各1個あたり $0.60
  • 10 立方フィート(一辺が約65cmの立方体)を超える荷物
  • 80ポンド(約36Kg)を超える荷物
  • 4フィート(約1.2m)を超える荷物
  • サーフボード
  • 自転車
$5.10
  • 重さ25ポンド(約11Kg)以下の財布やハンドバッグ、ブリーフケース、買い物バッグ
  • 4立方フィート(一辺が約45cmの立方体)以下の荷物
  • 折りたたみ可能な車いす
無料


「ブランド巡礼」はタクシー利用がかしこい

ハワイに行く目的のひとつに、高級ブランド品を買うことが入っている方もいらっしゃるでしょう。ブランドショップは DFS ギャラリアだけでなく、他のショッピングセンターにもたくさんあります。
各地のショッピングセンターのいろいろなブランドを回ってショッピングする場合、困ることがあるのは、

  • 他のお店(ブランド)のペーパーバッグを持って、別のお店に入るのはチトまずい。
  • 多くの荷物を持って歩くのはタイヘン。かといって、どこかに預けておくことも出来ないし...。
  • ショッピングの帰りに強盗に遭うかもしれない。

こんなときこそタクシーをおすすめします。 タクシーを半日~1日フルに使うのです。荷物を車に置いておき、ドライバーに見ていてもらえるので、ゆっくりとあちこちのお店でショッピングが楽しめます。料金もグループで割り勘すれば、そんなに負担でもありません。 時間的効率、疲れにくさ、安全性を考えれば、タクシーはとても便利なものなのです。

ただ正直いって、タクシーの運転手そのものが不安、ということもあるかもしれません。もしそうだとしたら、ホテルでタクシーを呼んでもらい、かつタクシーの屋根の上のアンドンや、乗務員証を確認しておきましょう。ホテルが指定するタクシー会社なら、一定の信頼があるといえます。
しかし発展途上国のタクシーではないですし、心配には及びません。もしタクシー運転手が窃盗などを起こしたとすると、せっかく苦労して得た営業免許は取り消しですし、厳罰に処せられます。彼らは現在の職を失ってしまうことの恐ろしさやリスクを十分に承知しています。

それに買い物上手なあなたなら、他ブランドのペーパバッグを持って違うお店に入れば、店員が誠実に対応してくれなくなることはご存知でしょう。店の奥にせっかく在庫があったとしても、「ございません」といわれてしまうのがオチ。


いまはむかし「タクシー無料券」

以前、政府公認免税店の DFS ギャラリアでは、観光客用に無料タクシーチケットを配ったり、無料のトロリーバスを運行したりしていました。
しかしこのサービスは、2007 年末で中止されています。

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