【重要】2012年3月5日を以て新規取得、更新ができなくなります

ハワイ州の運転免許は、その更新手続きも含めて、来る 2012 年 3 月 5 日より、アメリカに在住していない場合(長期滞在に必要なビザや SSN が無い方)は取り扱われないことになりました。
新法が適用となる 3 月 5 日は月曜日ですので、新規取得をお考えの方や、有効な Learner Permit をお持ちの方は、実質的には 3 月 2 日(金)までに Road Test を合格する必要があるということになります。

本サイトの執筆者、花馬米がご紹介できる、現地の免許取得サポート業者に日本時間の 1 月 28 日時点で問い合わせたところ、3 月 2 日(金)までの期間、ほぼ予約でいっぱいとのことです。

今回の制度変更に関する情報は、こちらのブログ記事の方でもお知らせしています。あわせてご覧ください。
なお、法律の解釈やその実際の運用(今後の変更や修正、特例なども含めて)はハワイ州が決めることであり、極端に言えば窓口の担当者によっても、細かい部分の対応が異なる場合があるというのが現実です。
本サイトの筆者、花馬米(はなうま・べい)の立場で手に入る情報や、これまでの経験などを総合したうえで、いちおうのご回答は致しておりますが、詳細な部分の正確性や、将来における状況の変化に関しましては、あくまで自己責任における判断という前提でご理解ください。


ハワイで運転免許を取る

'00 年代の半ばごろからあちこちのハワイ情報サイトで、現地で運転免許を取ることが話題になってきています。これは 2003 年に州法が改正されたことに起因しています。
結論から、申し上げましょう。2010 年夏現在、日本国内で日常的に自動車を運転しているのであれば、3泊5日のハワイ旅行で免許は取れます。筆者の場合は 2003 年 10 月のハワイ旅行中、 2 日間で免許証を取得しました。そして 2010 年夏には 2 度目の更新手続きを完了しました。

ところでアメリカでは、 2005 年 5 月、「Real ID Act」という法案が可決成立しています。これは「運転免許証の発行基準に関する連邦法」とでもいうもので、ID カードとしての機能をあわせもつ運転免許証の発行基準を、全米でより厳しい方向に統一しようとするものです。

それでは、どうやったらハワイ州の運転免許を取得することができるのか。
先走る前に、まずは運転免許取得のメリット、そして他のサイトではまず紹介されていない、日本における法的な問題も含めてお話いたします。

【Real ID Act】

2001年の米国同時多発テロに端を発したものと思われる法案で、身分証明に関して広範囲な義務を課す連邦法。
運転免許証は身分証明書(ID)となりえるため、この発行基準を全米で統一しようとするもの。アメリカでは、運転免許行政は各州が行っており、なかには発行基準が比較的ルーズな州もあった。これが不法移民への身分証明書発行につながったり、テロをはじめとしたあらゆる犯罪の温床になったりしているという考え方のもと、2005年2月に米下院で賛成261、反対161で可決。つづいて5月には上院で可決、成立された。

この法律では、施行から3年以内に全米各州が統一基準に従うべきとしており、従わない州が発行する運転免許証では、公的用途のための身分証明書としては認められないとしている。これはたとえば、航空機への搭乗、列車による旅行、銀行口座の開設、連邦政府の建物への立ち入りなどができなくなることを意味する。
この法律に反対してきたのは、米国内の市民団体や弁護士協会など600を超える団体である。国による個人の管理につながり、プライバシー侵害の恐れがあるとか、ID窃盗を助長するなどの声が上がっている。

ハワイ州においては2010年夏現在、とくに発行基準に関して変化はなく、SSN (Social Security Number)を持っていなくとも受験することは可能である。ただし LEARNER PERMIT(仮免許)を得るための Written Test(筆記試験)は、2008年秋以降、英語のみでの受験となっている。


免許取得のメリット

ハワイで免許を取得するメリットは、だいたい次のようなところではないでしょうか。

  1. アメリカで運転する際、日本の国際免許が必要ない。
  2. ハワイのホテル、レンタカー、レストラン、ゴルフ場、観光施設などにおいて「カマアイナ・レート(住民割引料金)」が適用され、格安または無料になる
  3. アメリカの免許証を元に、アメリカ発行の国際免許(右写真)を取得すれば、日本で免許がなくても運転できる(下記囲み記事【ご注意】を参照)
  4. おもしろい、カッコイイ

いろんな理由がありますが、警察が行う公的な試験を受けるということには変わりはありません。

【ご注意】
日本国外で取得した免許証をもとに、現地で国際免許を取得し、これを所持して日本国内を運転する場合は、以下のポイントを知っておく必要があります。

■日本国外に3ヶ月以上滞在していた事実が必要(入出国履歴を照会されます)
■日本国外発行の国際免許証の有効期限は、有効開始日から1年間または日本に上陸(到着)した日から起算して1年間の、どちらか早く到来する日まで(ハワイ州の場合、有効開始日をある程度指定できる)
■過去に重大な事故や違反点数の積算が原因で、「欠格期間」になっている場合は運転できない
■有効な日本国の運転免許証があるにもかかわらず、日本国外で取得した免許証や国際免許証で運転することは、「免許証不携帯」となる

これらの事項を無視して日本国内で運転した場合、免許不携帯罪、無免許運転罪が成立すると考えられます。
近年、日本国外(特にフィリピン)で取得した免許証の不正使用や犯罪が増加しており、これを受けて法律が見直されています。今後も短期間で法律の見直しが予想されます。また、スポーツ新聞や週刊誌の3行広告などに見られるような「外国免許云々」というものは、信頼性に乏しいもの、合法的でないものが多いと考えられ、この方法で入手した免許を日本国内で使用した場合、公文書偽造 、同行使でその場で逮捕される場合があります。さらに、この種の情報を交換する掲示板などでは、憶測にもとづいたもっともらしい話、個々の事例を一般論にまでひろげた話、今では通用しない法改正前の情報や体験談が投稿されている場合があります。
くわしくは最寄の運転免許センター、警察署等でご確認ください。


免許取得の大きな流れ

日本と同じく、筆記試験(Written Test)と実技試験(Road Test)があります。
このうち筆記試験は日本語で受けることが可能でしたが、2008 年の秋には廃止されてしまい、現在では英語でのみ筆記試験が行われます。しかし、あらかじめ決められている 171 問から出題されますので、事前にふつうに勉強しておけば合格は難しくないでしょう。筆者は今回、事前に問題集を手に入れ、ハワイへ渡る前に勉強していましたので、気楽に回答ができました。
筆記試験については、「どうせ日本の交通ルールと似たようなもんだろう」とあまく見ていてはいけません。やはり日本とは違う部分がいくつかあります。また、英語による出題の文意が何なのか、具体的に何を問うているのかがわかりにくいものも出題されます。このあたりはもう、問題集を何度もこなしてパターン認識的に覚えるしかありません。
筆記試験に合格するとすぐに写真撮影が行われ、写真のような「LEARNER PERMIT」が交付されます。ようするに仮免許証です。これを所持していれば、DRIVER LICENSE を持った人に助手席に乗ってもらい運転することが可能です。LEARNER PERMIT は1年間有効ですから、次回のハワイ旅行で実技試験にチャレンジ、なんていうことも可能です。

さて筆記試験に合格すると、つぎは実技試験です。
クルマは自分で用意せねばなりませんが、レンタカーは不可です。友人等のクルマで、かつその友人 (所有者)が同行している必要があります。実技試験前に車検証、保険加入証、自動車登録証などを試験官に提示することになっています。
当然ですが、左ハンドルで右側通行です。教習所内ではなく、イキナリ一般道路で試験を受けます。試験コースのゴール地点へ着くと、その場で試験官から合否が告げられます。合格なら、ただちに免許証の発行手続きに進みます。


社会保障番号(Social Security Number)

ところで、日本人がハワイ(アメリカ)で免許を取得するとき、必ず問題になるのが「ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(以下 SSN )」です。SSN は、アメリカ国民なら誰もが持っているいわば「背番号」で、生まれたときから死ぬまでこの番号がついて回ります。年金受給などもこの番号をもとに取り扱われます。つまり、アメリカ国民であることの証拠でもあるわけです。
この SSN を持っていないと免許試験は受けられない、というのがこれまでのハワイ州の法律だったのです。「アメリカ人でない者に、アメリカの免許など不要だ」 という考え方であり、当然といえば当然です。

しかし、それでは困った問題が起きていました。仕事でハワイに何年も滞在している人とその家族は、非常に不便な生活を強いられていたのです。そこで、ハワイ在住の日本人やその団体、在ホノルル日本国総領事館が強力にハワイ州政府に要請、ついに州議会において法律が改正され、ハワイ州知事の署名を経て、2003 年 7 月 1 日より法律が発効、「SSN を必要とする規定を削除する」 ということになったのです。


アメリカの免許試験なんて簡単?

ところで、「アメリカの免許試験なんて、いい加減で、簡単なもの」という話をときどき聞きます。しかしこれは半分正解、半分マチガイです。確かに日本のように、自動車学校で何日もかけて「見きわめ段階」を進み、数十万円を費やして取得するというような厳しさはありません。しかし、だからといっていい加減な準備で試験に臨めば、落ちてしまうことに変わりありません。簡単に言ってしまうと、

  • 書類記入やその段取りが、完璧でなければならない。 この段階で後日回しになる例が多数
  • 恣意的な試験が行われる場合が多い。とくに実技試験については試験官の「気分」のようなところさえある

ということなのです。たとえば筆記試験などでは、「なぜ試験中に退場を命ぜられたのかまったくワケがわからない」といった人が多くいます。何がいけなかったのかは、説明されない場合も少なくありません。 これは「ある行為、言動」が、カンニングと見なされた場合に多いようです。

また実技試験では、試験官が英語で「次の信号を左へ曲がって」というふうに、何度も指示を出していきます。つまり、試験官の話す英語が聞き取れないとダメなのです。もちろん、英会話教室の先生のようにゆっくり 、模範的な発音をしてくれるわけではありません。「たぶん、こういうこったろう」などと勝手に車を進めると、「He/She didn't follow the instruction.(指示に従わなかった)」として、検定中止です。とにかく試験官が「ダメ」と判定したら、何が何でもダメなのです。その試験官が日本人嫌いなら、難くせをつけられ落とされる確率が高くなるのは事実なのです。


上手にサポート業者を利用する

なんだか悲観的な話が続きましたが、それでも筆者があっけなく免許を取れてしまったのには、やはりワケがあります。何から何までサポートしてくれ、実にスムーズに免許取得の目的を達成してくれる、エリックさんという方のおかげでした。確かに自分で徹底的に調べ、独自に免許を取ることも可能ではあります。しかし、「つまらない壁」に何度もぶつかることになります。筆者がこれほどスムーズに取得できたのは、

  1. 事前に問題集を日本へ郵送してくれる
    (→筆記試験はこの問題集の中から出題されます)
  2. 同じ一人の人が、最初から最後までサポートしてくれる
    (→事情がわかっていない別のスタッフに「たらい回し」されない)
  3. つまらない事務手続きなどでつまづいたり、もたつくことがない
    (→明記されない、またよく変更されるルールに合わせてサポートしてくれる)
  4. 路上試験の練習を、ネイティヴ・イングリッシュで行う
    (→実地試験の試験官は英語しか話さない。運転指示に出てくる特有の英語表現理解が必要)
  5. 左ハンドル右側通行における縦列駐車の練習を行う
    (→縦列駐車のテストが行われる場合があります)
  6. その時期にもっとも合格率の高い DMV (Department of Motor Vehicle)を調査し、そこへアサインしてくれる
    (→時期や試験場によって合格率が変化するのがハワイの実態です)
  7. あらゆる状況を想定した路上試験シミュレーションを行う
    (→その試験場でよく利用する複数のコース、クセのある試験官なども視野に入れて練習)
  8. 路上試験用のクルマの手配をしてくれる
    (→受験専用の乗用車を在庫。レンタカーでの受検は規定上不可)

そして何より、スムーズに合格させるための実践的な「ノウハウ」や「テクニック」、「経験」を豊富に持っていたことです。価格の安い業者もよくありますが、結果が不合格では意味がありません。何度も受験していれば結局、割高になってしまいます。その点、合格・不合格のリストを公開しているのは、合格率の高さに自信があるということでしょう。

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