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2008/08/10

 いろいろあるフリーペーパー

フリーペーパーとは、無料雑誌のことです。ここでは、ワイキキの街角に置かれている、日本人観光客向けのフリーペーパーにスポットを当て、その特徴を見ていきたいと思います。

「フリーペーパーなんて...」とか、「リピータだから情報誌は不要」というのはけっこうもったいないですし、自分にとってオイシイ情報や有用な情報を逃していることにもなります。
また、フリーペーパーによっては歴史の豆知識が載っていたり、実用情報が豊富だったり、特別取材が載っていたりと、読み物としても注目できるものもあります。

ワイキキエリアにはじつにたくさんの種類のフリーペーパーがあり、比較的短い期間で廃刊になるものや、長い期間にわたって刊行されているものもあります。ほとんどは英語で書かれたものですが、日本人をターゲットにしたフリーペーパーも充実しています。

ここではそんな中から、おすすめのフリーペーパーを4誌を選んでご紹介してみます。

構成比の考え方
総ページ数 表紙から裏表紙までの総ページ数。通販用はがきや特集ブックレットの差し込みがある場合も、面積に応じて0.5ページ単位で算入しています。
純粋コンテンツページ 純粋にオリジナルのコンテンツと思われるもの。特定の企業などに利益をもたらす広告や広告目的の特集ページ、クーポンページ、目次や編集後記、表紙を含む自誌の営業ページをのぞいたものを、0.5ページ単位でカウントしています。
ただしイベントガイドや地図など基本情報の提供ページで若干の広告があるもの、公共的な施設の PR、非営利組織の活動紹介等は純粋コンテンツとしました。

 

 アロハストリート

まず最初にご紹介するのは「アロハストリート」。
単にフリーペーパーとして完結しているのではなく、規模の大きいウェブサイトと連動していたり、また発刊している企業そのものも、商業活動だけを行っているわけではない、というところが背景として特徴的です。加えてフリーペーパーでありながら、3,000人を超える定期購読者(1年間2,600円)を抱えていることも特筆すべき点です。

手にとってまず実感するのは、フリーペーパーにしては装丁や内容が充実していることです。

装丁としては、ステープル製本のフリーペーパーが多い中、背表紙面がある、接着剤による製本でしっかりと綴じられており、多少乱暴に持ち歩いたとしてもバラけてしまうこともなく、保存する場合もきちんと立てておくことが可能です。

フリーペーパーは広告料がおもな収入源であるため、その内容の多くが商店や企業の広告、あるいは有益情報ふうにアレンジした誘導広告になっているのが普通であり、純粋なコンテンツはどうしても少なくなりがちです。しかしアロハストリートの場合は、純粋なコンテンツの割合が比較的高く、その内容も丁寧なリサーチや取材によって作られているところが、他のフリーペーパーとは一線を画しています。ロードマップやフリーウェイの出入り口情報も詳細で、実用度も高いといえます。

2001 年からは編集長として、また翌年からは運営企業 Wincubic の社長も兼務するようになった上野氏の経験とセンスが存分に生かされ、メディア横断的にハワイの良さをアピールしています。

発行元 Wincubic.com, Inc.
発行間隔 基本的に季刊。ほかに年3回特別編集版を発行
構成比 総ページ数: 158ページ
うち純粋コンテンツページ数: 39.5ページ (25%)
※2007-2008 WINTER 版で調査
関連サイト → 連動するウェブサイト aloha-street.com
→ 編集長、上野元さんの All About のガイドサイト
→ 同、インタビュー記事

 

 るるぶフリー Loco ハワイ (るるぶ FREE HONOLULU)

もう言わずと知れた「るるぶ」ブランド。ご存知の方も多いかと思いますが、「見る、食べる、遊ぶ」から造られたこの言葉は、日本交通公社(現ジェーティービー)が出版していた観光ガイドブックの名称。いまでは JTB パブリッシングが取り扱っています。
そのうち FREE と名がついたものは無料情報誌として国内の主要観光地に置かれ、2005 年にはホノルル版である「るるぶ FREE HONOLULU」が創刊されました。
しかし、「るるぶ FREE HONOLULU」は、2008 年 5 月に休刊となり、「るるぶフリー Loco ハワイ」として 2008 年 10 月の創刊を準備中です。

誌面の第一印象は、日本人観光客の老若男女を意識したバランスのとれた構成と表現です。たとえばオアフ島やワイキキ周辺の地図も、日本語表記をベースにしており、誰にでもわかりやすいものとなっていますし、記事をランダムに配置した女性誌っぽいページや、きちんとフォーマットされた情報誌的なページが混在していたりします。

全体的には、あくまでもショッピングのための情報誌となっていて、そのための地図や交通機関情報といった流れになっています。したがって、ショッピングを効率的に楽しみたい人にはうってつけといえるかもしれません。

今後、「るるぶフリー Loco ハワイ」としてどのようにリニューアルされるのかが非常に楽しみです。

発行元 JTB Publishing, Inc.
発行間隔 季刊(2008年5月に休刊、10月10日より「るるぶフリー Loco ハワイ」として隔月刊のフリーペーパーとしてリニューアル予定)
構成比 総ページ数: 48ページ
うち純粋コンテンツページ数: 9ページ (19%)
※「るるぶ FREE HONOLULU」 WINTER '07-08 Vol.11 で調査
関連サイト JTB パブリッシング

 

 ハワイ・アイ

ハワイ・アイの特徴は、まず月刊誌であることです。そして、旅の基本情報がしっかりと掲載されているといったところがあります。

特に、一般的なガイドブックに載っているような基本中の基本といった情報や地図などは、詳細でありながらもわかりやすく、ガイドブックなしでハワイに乗り込んでも大丈夫、といってよいほどです。
また、ショッピング情報やアクティビティ情報の脇に、豆知識のような囲み記事が多いのも特徴。

3か月に一度の季刊誌と違い、毎月の発行となると制作側はかなりの工数が発生すると思われますが、内容的には毎月それほど大きな更新があるわけではないようです。

発行元 iD8, LLC (アイディーエイト出版)
発行間隔 月刊
構成比 総ページ数: 88ページ
うち純粋コンテンツページ数: 21ページ (24%)
※'08年2月号で調査
 囲み記事を総合し4ページ分としてカウント
関連サイト www.Hawaii-Ai.com

 

 KauKau

KauKau は表紙にもあるとおりクーポンマガジンです。つまり、ワイキキの Hot Pepper とでも申しましょうか。クーポンブックに若干の情報といった、割り切ったアプローチです。
創刊してまだ数年ですがワイキキ周辺の多くの場所に設置され、必ず目に入る日本語フリーペーパーです。

手にとってまず、あれっ?と感じるのは右綴じ(左開き)であること。つまり本文が縦書きになっているときの製本に従っていることです。
ワイキキ周辺の地図もわかりやすく、店舗情報の囲み記事ごとに共通フォーマットの地図がついていて、まさにショッピングに必携の使い勝手の良さが際立っています。

また、囲み記事もポイントを押さえた基本情報をまとめてあり、わかりやすくなっています。

発行元 Trend Port, Inc. Hawaii Branch
発行間隔 月刊
構成比 総ページ数: 116ページ
うち純粋コンテンツページ数: 7.5ページ (6%)
※2008 Vol.043 1/15-2/14 で調査
 囲み記事を総合し2ページ分としてカウント
関連サイト kaukauhawaii.com


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